餃子は今から二千年以上も昔、中国は前漢・未の国で、西方シルクロードを経て、北方で広く食されたのが始まりだと伝えられています。その『元宝』に例えられる餃子の形は、宝の元は人であるということに由来し、子宝に恵まれる縁起のいい食べ物として珍重されてきたのです。しかしその頃、餃子は高貴な家の食卓にしか上らない、特権階級だけの食べ物でした。
現在、餃子は「焼たての餃子の味に勝るものはない。午睡するほどに楽なことはない」というのんきな俗語が華北にあるくらい、中国国民に愛され全土において最も多く食される食物となっています。特に北方では春節(正月)に欠かせない食物とされ、年夜飯(年末の食事)が終わると一家揃って餃子を包み、時計が十二時を告げるとともに、新年を祝う歌声や爆竹を聞きながら、餃子を食べるのが風習となっています。
日本には平安時代初期に、仏教伝来とともに伝えられましたが、普及したのは元禄二年(一六八九)に長崎に唐人屋敷が設けられ、鎖国の解けた頃と言われ、神戸・横浜を中心に広がりました。
古くから縁起ものとして知られ、栄養価も高い『てんじく』の餃子で、貴方様のご健康に少しでも役立てれば幸甚です。
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